すごい!ついに田臥勇太選手以来二人目のNBAプレーヤーが誕生しましたね。
渡邊雄太というよりもはや「 Yuta Watanabe 」選手です。
開幕戦遠征メンバーからは外れましたが、プレシーズンマッチのプレーを見る限り練習でアピールを続ければ出場も時間の問題と思われます。
あなたは Yuta Watanabe を知っていますか?
この記事では日本人二人目のNBAプレーヤーをBuzznet.net独自の視点で解説します。
この記事の目次
Yuta Watanabe 選手のプロフィール
公式的なプロフィールは以下の通り。
香川県出身
206cm 93kg
ポジション F
牟礼中 → 尽誠学園高 → トーマスモアプレップスクール →
ジョージワシントン大学 → メンフィスグリズリーズ
WEB上で確認ができる情報として
牟礼中2年生時にジュニアオールスターで香川県代表として選出。
第22回都道府県対抗ジュニアバスケットボール大会2009(香川県男子)
この時はまだ174cmしかないんですね。
同じく尽誠学園へ進学する川上選手がちょうど次の背番号をつけていますが、彼は既に190cmと非常に大柄。
ただ、彼のハンドリングの良さはガードポジションからポジション変えを繰り返してきたという経緯があるのも頷けます。
この年は富山県に「馬場雄大」、東京都に「杉浦祐成」とビッグネームが既に頭角を現していますが、この時はまだ渡邊選手は無名の選手の域を超えていなかったと思います。
彼が一躍時の人となり有名になったのは、高校2年生のウィンターカップ。
この年インターハイ2位の福岡第一を二回戦で撃破します。
そして勢いそのままに、決勝まで駆け上がりベンドラメ礼生要するインターハイ優勝の延岡学園には惜しくの破れますが、準優勝の快挙を成し遂げます。
この時は192cm。
ジュニアオールスターで一緒だった川上君も195cmとさらに伸びてきますが、渡邊選手はわずか3年で30cmも伸びています。
さらに翌年のウィンターカップでも延岡学園に破れるものの準優勝。
この時は197cm。
この時、彼の入学先が尽誠学園でなかったらもしかしたらNBA入りはなかったかもしれません。
運命的な出会いが訪れています。
色摩監督との出会いでアウトサイドプレー
197cmとチームで1番の高身長でありながら、インサイドで全く使うことなく、ボール運びも含めアウトサイドを中心に起用をしているのですね。
川上君というインサイド然としたプレーヤーがチームにいたことも大きかったと思います。
渡邊選手は、爆発的な成長期を高校時代に迎えたことと色摩監督の素晴らしい判断もあってアウトサイドの選手として一貫して育てられています。
それでいながら全国大会でも好成績を残す。
素晴らしい監督との出会いだったと思います。
他県の強豪校へもし進学していたらこうはならなかったと思います。
おそらく勝利が学校として求められ、インサイド付近で使われ、才能の開花が遅れたのではないかと推測します。
かつては日本代表まで上り詰めた3ptシューターの金丸選手も大濠高校時代は、アウトサイドよりはインサイドプレーヤーとして起用されていましたが、明治大学でアウトサイドにポジションをとるようになり一気に素質が開花しスコアリングマシーンと化しました。
選手としてポジションアップに対応するのはものすごい苦労することでしょう。
素晴らしい指導者と尽誠学園という良い器があって彼は順調に回り道することなく成長できたのではないでしょうか。
セントトーマスモアからジョージワシントン大学
セントトーマスモアはプレップスクールと呼ばれる大学進学のための準備学校です。
スラムダンク奨学金の対象校ともなっているバスケットボールの強豪校でしてNCAA1部への進学実績も豊富と。
現在Bリーグ沖縄で活躍中の並里成選手もここの出身になります。
渡邊選手はここでも結果を残し、念願のNCAA1部のジョージワシントン大学入りを果たします。
残念ながら在学中にNCAAトーナメント出場をチームが果たすことはできませんでしたが、NITトーナメントでは優勝、4年生時はキャプテンを務めチームのエースとしての役割を与えられています。
得点自体はシーズン平均一桁台ですが、非常に高いディフェンスでの評価とアウトサイドシュートが爆発した時の得点力も評価されていました。
この時に身長が206cmに達しています。
これだけ縦に伸び続けていたためにおそらく横の筋力がつかなかったんじゃないかなと。
これから筋力アップが可能であればまだピークは先に来るんじゃないかと期待しています。
ついにNBA入り サマキャンから2way契約
NBAドラフトにはかかりませんでしたが、ブルックリンネッツでサーマキャンプに参加し、グリズリーズと2way契約を結ぶことに成功しました。
プレシーズンマッチでは、ついにNBAの舞台に立ち相変わらずのディフェンス力と大学時代より強化されているリバウンド、さらには3ptシュート成功させるなど短いプレイタイムながらも彼の特徴を出しアピールに成功しました。
そして開幕ロスター入りをついに果たしたのです。
2way契約なので、下部組織に所属し1年間NBAでの出場も可能という難しい立場ですが、結果を出せなければ即カットもあるNBAの厳しい環境なので、今は舞台に立ちアピールを続け結果を残すこと。
これに尽きる。
NBAシーズンのコートにぜひ立ってほしいと思います。
頑張れ!「Yuta Watanabe 」!
NBAのゲームNBA2K19でも「 Yuta Watanabe 」は登場していますよ 笑
いやすごい時代になったもんです。
続く Ruis Hachimura にも期待
そうです。
八村塁ですね。
彼は現在名門ゴンザガ大学で主力で今年はエースです。
今シーズンアーリーエントリーでNBA入りも期待されたほどですが、もう少しカレッジでしっかり経験を積む選択を決めました。
1年間名門ゴンザガ大でエースとして活躍をすれば、今度は日本人初のドラフトからのNBA入りもあるんじゃないかと思います。
Bリーグも2年目日本のバスケットボールはこの二人がJリーグ創世記の三浦知良の役割を果たし一気に競技の飛躍を遂げてもらいたいと切に願っています。
八村塁選手についてはまた別の機会に。
10/29 追記 NBAデビュー 2得点2リバウンド
やはり、史上2人目のNBAプレーヤーが誕生しました。
10/27 フェニックスサンズ戦の4Q。
ついにデビューを迎え、渡辺選手はコートに立ちました。
右の45度ウィングポジションからドライブを仕掛けファールを誘い、もらったフリースローをきっちり2本沈め2得点。
きっちり2本沈めるところはさすがだなぁと。
ディフェンスリバウンドも2本獲得し、きっちりと足跡を残しています。
アイキャッチに使っている画像が更新されましたので、記念に。。。

次はフィールドゴール、その次はロスター定着、シックスマン、スタメンと着実に階段を登っていってほしいですね。
本当にすごい時代がやってきたもんです。