思い返すと我が子の初得点は2年生の夏休み過ぎでした。
1年生の冬に地域のミニバスに入部したので得点を取るために要した期間は
約半年といったところだったでしょうか。
たまたま先頭を走り、たまたま上級生がパスを出し、たまたまキャッチをし、
たまたまゴール下だったのでそのままゴール下のシュートで初得点。
一見「たまたま」のようなシチュエーションを列挙していますが、
実は我が子には意図的にそうなるよう仕向け計算通りに得点を取らせています。
この「たまたま」こそが低学年の子供が得点を取るために必要なステップ
だと私は認識していて、教え子には徹底させる項目になっています。
この記事の目次
「たまたま」のシチュエーションを演出するためには

STEP1 先頭を走る=全力でゴールへダッシュする
接触に弱くまだスピードもなくドリブルもたどたどしいと、
ないない尽くしの低学年の子供が点を取るために必要なことは、
全てを省略することです。
つまり、
ということです。
これがまず得点を取るための必須条件になります。
ドリブルがつけたり接触に強い子供をもつ保護者はおそらく我が子の初得点は
いつなんだろうなんて悩みをもたないでしょう。
悩みをもつのであれば、まずはゴール下で一人ぼっちになれるよう
全力でダッシュさせてみてください。
STEP2 上級生がパスを出す・キャッチをする
ステップ2は、上級生が絡むのでチームによっては難しいかもしれませんが、
ゴール下でフリーになりそうな子が居てパスを出さないことは、
たとえ前を走っているのが低学年の子であってもセオリーに反するため結構怒られます。
但し、上級生がパスを出すために低学年の子供側で必要なことが2つあります。
もう1つは、キャッチできること。
この2つです。
上級生であってもフリーの人間を見つけるのは難しいことだったりします。
ちゃんと声を出してフリーであること、存在していることをアピールすることは必要です。
そして、上級生が遠慮なくパスを出す決断をするためには、
キャッチする力があることを示すことが必要です。
こちらは普段の練習からアピールする必要があると思います。
ボールキャッチできない子にはパスは出せないのです。
ボールが着地後上がってくるタイミングでボールをキャッチするトレーニングを
積むことです。
野球でいうとショートバウンドで捌くイメージです。
キャッチさえできることがチームへアピールできればパスは飛んできます。
STEP3 たまたまゴール下を決める=たまたまなわけがない
我が子には入部以来この日まで来る日も来る日もゴール下のシュートを打たせ続けました。
ほんと半年間これ以外シュート練習はさせないくらいの徹底ぶりで、
徹底的にゴール下・ゴール下・ゴール下・・・・。
結果として初得点の時期には、ノーマークで好きに打たせれば右からでも左からでも
概ね9割以上はきれいに決まっていたと思います。
それでも、いざ試合となると確率が半分以下に落ちます。
これはプロの試合でも一緒です。
ですから、たまたまゴール下を打ったら入ったということではなく。
たった1回あるかないかのチャンスのために確率を高める努力をし、
そのチャンスをものにできたからこそゴール下での初得点を生んでいるのです。
初得点を低学年のうちに取っていく子はやはり共通してゴール下でのシュート確率が高いです。
本当にたまたまってことは絶対ないわけではないですが、
最後は確率通りに収まります。
練習で決めている子が得点し、そうでもない子は落とす。
万事徹底。これにつきます。
まとめと対策
まとめると、
2.ボールを呼び込む
3.キャッチする
4.ゴール下のシュートを決める
シンプルですが、こうなります。
対策というか、必要な能力と練習は、
キャッチ力の向上とゴール下のシュート。
練習メニューは、STEPで説明したとおりです。
レッツトライ♪仕向けましょう。