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元指導者がこっそり教えるミニバス保護者が子供に伝えるたった1つのこと【高学年編】

フリー写真素材ぱくたそ

このブログを見つけた読者の方は漏れなくミニバスを子供がやっているミニバス保護者の方でしょう。
私は小さい頃からバスケットボールをやっていて全国大会も経験し、近所のミニバスで指導歴もあるので、元指導者目線からそんな悩める保護者にアドバイスを致しましょう。

Q1.「下級生に抜かれ試合に出れませんどうしたら?」

高学年だからと言って確実に試合に出れる保障は残念ながらありません。

むしろ高学年になれば、指導者からの期待水準がぐんとあがり、そこをクリアしていく必要があります。
中学年までは一生懸命さを評価したりするところもあるのですが、高学年は周りの熱量も非常に高くなり、
一生懸命は当然の話で何をコートでできるのかが必要になります。
逆にお伺いします。

「あなたのお子さんはコートで何か表現できる武器を持っていますか?」

 

Q2.「試合に出てもパスはこないしシュートを決めれませんどうしたら?」

「シュートを決めれない」これが答えです。

指導者よりも子供はもっとシビアです。信頼度の低い選手にはパスを回しません。
いくら指導者がパスを回せと指示を出したところでプレーをするのは子供たちです。とっさの状況判断を迫られる場面で、シュートを決めれない子にパスをだせるでしょうか?
無理ですよね。だからその中で信頼を勝ち取らなければ活躍のしようがないのです。

 

   高学年編の回答は、非常に厳しいですね・・・。
もうお気づきのはずです、ミニバスの間にベストに追いつくのは非常に難しい

ベストに入っているメンバーはやはりベストたる理由があります。
4年生で出ている子がもしいれば、その子は既に将来のエース候補として他チームの子供たちと学年関係なく遜色ない戦いをしているはずです。
5年生で出ている子がいれば、これまた6年生と互角以上にシュートやリバウンドやディフェンス全ての能力において遜色がないのではいでしょうか。
そんな中、一生懸命だけどコートで何もできない6年生がたった1年でベストに追いつくことは非常に難しいです。

 

では、あなたの大事なお子さんに何を保護者としてしてあげれば良いのかこっそり教えましょう。

 

① 地道なプレーに活路を見出す。誰も見向きもしないプレーを全力でするよう認めましょう。

ここでいう地道なプレーとは「ルーズボール」「スクリーンアウト」「リバウンド」「スクリーン」「カバーディフェンス」この辺りが該当します。
こういう地道なプレーは気持ちだけでも勝負ができます。つまり一生懸命さをフルMAXでプレーに繋げることができるのです。
そしてこういう地道なプレーはチームに活力を与えます。ミニバスで言う流れを持ってくるプレーは必ずこういったプレーから発生します。
あなたのお子さんがこれを身に着けるとチームに欠かせないピースとして存在価値が発生するのです。
そしてこういったあまり指導者以外に気づかれない地道なプレーを全力で保護者は認めてほめてあげてほしいのです。

さぁ明日から目をまんまるにして地道なプレーを褒めましょう!