ミニバスはそろそろ各ブロック全国大会へ繋がる予選の時期に差し掛かる季節ですね。
まぁ結果やチームにもよりますが、6年生はこれが最後の公式戦となります。
切り替えが早いチームは公式戦敗退後は5年生中心の新チームへと体制を移行する
チームも中には出てきます。
敗退してしまって、チーム事情により新体制へ移行してしまっても中学バスケへの準備時間が長くとれると思ってしっかり準備を進めましょう。
ミニバスと中学バスケの違いって?
基本的に自分は別の競技だと思っています。
そもそも「友情・ほほえみ・フェアプレー」の精神的なものはミニバスまで。
完全に実力社会が待っています。
実力社会の中で生存競争を勝ち抜くためにもしっかりと準備を進めて行きましょう。
では、何が変わってどう準備して行けば良いのか?
ボールは男子7号球・女子6号球
ミニバスは男女共に5号球を使用していましたが、
中学バスケからは男子が7号・女子が6号へサイズアップします。
一昔前は男子も6号を使っていましたが、今は7号球となっていますね。
バスケットボールは当然ボールスポーツなのでこの違いは相当大きいです。
重さも随分重くなり、小学生の体や手のひらにしてはありえない大きさとなります。
公式戦敗退後は早いタイミングで個人的な練習では、サイズアップしたボールを使用することをオススメします。
感覚がまるで違います。
とにかく重くてでかいです。
子供の感性は素晴らしく7号・6号で練習しても、ミニで5号を使用するときはきっちりアジャストしてきます。
むしろリストの強化にもなりますし、5号球簡単なんて言う子も出てきます。
ただし、どこか痛めるようならまだ体ができていないと判断できるので、
すぐに使用を中止するのが良いと思います。
男子使用 7号球はこれだ!
女子使用 6号球はこれだ!
リングの高さが260cmから305cmへ
ボールが重くなった上にリングの高さの変更まで待っています 笑
よほど体の使い方が上手な子でない限り、2つの変更の合わせ技でシュートレンジは格段に狭まり、レイアップシュートでさえ相当確率ダウンは必ず発生します。
高さの変更については、基本的に慣れていくしか術はないのですが、
ちょっとした適応を早めるポイントとして、ミニバスでのシュートのアーチを高めに設定することをオススメします。
ミニバスで見るとむちゃくちゃ高いアーチが中学バスケでは普通くらいの感覚です。
特にミニバスは5号球が小さいのでアーチを高くするにはうってつけの環境だと思います。
基本動作系の反則は変わらない
トラベリングやダブルドリブルや接触系のファールなど、
基本動作に絡む反則はミニバスから中学バスケと言うか一般のバスケまで、
全く変わりません。
つまりミニバスに求められている育成年代のテーマとしては、
基本動作の徹底習得。
これに尽きると思っています。
突き出しのドリブルでトラベリングをしない。
ボールミートをきっちりして素早く次の動作へ入る。
ステップをリーガルに行える。
ディフェンスでイリーガルな手を使わずに足で絶えず守る。
などなど、あげていけばキリはありませんが、基本動作は長いバスケ人生で非常に大切なことです。
ミニバスでの残る期間、基本動作の徹底的な見直しをオススメします。
どうしても勝ち負けにこだわる瞬間はあって当然で、まぁうまくいっているからOK。
シュート入ったからOK。相手は止めれたからOK。
などなんとなくOKで流してしまっている動作があれば徹底して見直し、
きっちりと鍛え上げることがこの先のバスケ人生で大いに役に立ってくれることと思います。
ボールミートこそ全て、ミニバスでミートを完成させよ
中学バスケとミニバスではフィジカルが全く別物ですので、
ボールミートして素早く次の動作へ移る準備と力強い姿勢を保持することが非常に重要になります。
フロントミート、バックミート、スライドミートは左右どちらが軸足になってもできるようにすること。
両足で軽くジャンプするミートは特に重要で、簡単に前を向かせてもらえない場面がミニバスに比べ格段に増えるのでインサイドプレーヤーに関わらずガードの選手もしっかり身につけておくべき技術と言えるでしょう。
練習方法は今まで習ったミートのためのドリルで問題ありません。
但し、120%の力とスピードでやりきることが重要です。
ミニバスも残りわずか、中学で伸び悩むことのないように徹底的にやっていきましょう。